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ねむるちゃんの奇跡と不思議 3

今日はねむるのセカンドバースデー。
14年前の今日、ねむるはうちに来てくれました。
埼玉から、ひとりで飛行機に乗ってきたんだよね。

0歳のねむるっち

191016_1.jpg


あの日のことは、いまでもはっきりと覚えてる。
今日みたいに、青空がまぶしい、気持ちよく晴れた日だった。
空港に迎えに行くと、
ねむるは、ケージのなかでしっぽをブンブンブンブン振ってて、
ケージがカタカタ鳴ってた。
ケージから出すと、ものすごく嬉しそうな笑顔で、
しっぽをブンブンブンブン振りながら、
おねいちゃんの顔めがけて飛びついてきた。

世の中に、こんなにかわいい犬がいるんだって驚いた。
顔も、しぐさも、表情も、性格も、目も、鼻も、口も、なにもかも!
毛はつやつやで、目はきらきらで、しっぽはブンブンだった。

あれから14年たったいまでも、
世の中にこんなにかわいい犬がいるんだ!
って気持ちに変わりはない。
ううん、もっともっともっとかわいさと愛おしさが募ってる。

うちに来てくれて、ほんとうにほんとうにありがとう。
ねむると出会えたこと、ねむると暮らせたこと、
おねいちゃんの人生で最高で最大の奇跡だよ。


さて、前回の続きです。
これで奇跡&不思議シリーズは最後です。

191011_6.jpg


出会いの奇跡

ねむるのセカンドバースデーに
この記事を書くことにも、不思議な縁を感じています。

振り返ってみると、ねむるとの出会いが奇跡そのものだった。
いまは、お隣さんになったおねいちゃんとおにーちゃんだけど、
昔は一緒に暮らしてたの。
犬を飼いたいねってことになって、
どんな犬を迎えようかいろいろ調べて相談した結果、
「キャバリアのトライの女の子がいい」ってことになった。
そして、ブリーダーを調べて、
埼玉にある(あった)マックアダムさんっていう犬舎のキャバリアを
迎えることにしたの。
それで、マックアダムさんに電話をしたら、
トライどころか、ブレンハイムもルビーもブラタンも、オスもメスも、
子犬は一匹もいないし、妊娠中の犬もいなかったの。
当分生まれる予定もない、って。
希望通り、トライの女の子が生まれるようブリーディングしてみるけど、
いつになるかわからない、って言われたんだけど、
「いつまでも待ちます!」って答えた。

おにーちゃんと「いつになるんだろうねー」なんて言いながら、
そのときを待った。
名前はもう「ねむる」に決まっていた。(おにーちゃん命名)

そうしたら、電話してから2週間後くらいかな、
マックアダムさんから手紙が来たの。

「妊娠してないと思ったのに、実は妊娠してたらしく、
知らないうちに子犬が2匹生まれてた。
1匹は生まれてすぐ死んじゃったけど、
もう1匹は元気に育ってる。
それは、トライの女の子だ」

こんな偶然ある?
なぜか子犬が、知らないうちに1匹だけ生まれて育って、
それが望みどおりのトライの女の子だなんて。

前にも書いてたよ


↓赤ちゃんのねむるっち

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運命だったんだな、っておねいちゃん思ってる。
ねむるちゃんは、おねいちゃんの子になってくれるために、
生まれてきてくれたんだ。


↓0歳のねむるっち

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191012_3.jpg


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191016_2.jpg


こうやって振り返ると、
14年はあっというまだね。

なんて幸せだったんだろう。
ほんとうに奇跡みたいに、夢みたいに、
幸せな14年だった。

おねいちゃんは、ずーっと考えてる。
ねむるがくれたものと、ねむるが教えてくれたことについて。

ねむるとずーっとお話ししてる。
ねむるがどれほどおねいちゃんを幸せにしてくれたか、
「ありがとう」と「大好き」をたくさん伝えてる。

本もいろいろ読んでる。
犬は旅立ってからどうなるのか。
旅立った犬とともに生きるためにはどうすればいいのか。
少しずつ自分なりに答えを探しているよ。

ねむるちゃんは、たくさんの幸せと愛をくれただけじゃなく、
大切なことを全部教えてくれた。
そして、おねいちゃんが背負うべきものを
天に還るときにみんな持っていってくれたような気がしてる。
どれだけ「ありがとう」を言っても足りないよ。

次のブログは、
11月11日(ねむるが天に還って3ヵ月後)くらいを予定しています。
それで、このブログ「ねむるちゃんノおねいちゃん」は
最後になると思います。

じゃあ、またね。

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ねむるちゃんの奇跡と不思議 2

前回の続き。
ねむるちゃんがくれた奇跡のことを書きます。

きっとほかの人から見たら、
錯覚とかこじつけに感じるんだろうなって思う。
でも、いいの。
おねいちゃんが感じたことが、
おねいちゃんにとっての真実であり現実だから。


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奇跡の食欲と奇跡の誕生日

おねいちゃんが安楽死を考えて、先生が来るまでのあいだに、
ねむるは嘘みたいに苦しそうじゃなくなった。
でも、往診してくれた先生は「あと1週間くらいかな」って。
7月16日だった。
あと1週間……。
ねむるの14歳の誕生日は8月7日。あと3週間以上ある。
前もブログにちょっと書いたけど、
おねいちゃん、ねむるが10歳を過ぎたころから
頭に「14歳」っていうのがずーっとあったの。
でも、あと1週間なら、14歳を迎えることはできない……。

でもね、そこからねむるは奇跡を起こしてくれた。
毎日、ものすごーくたくさん食べてくれるようになった。
大好きな焼きいもは毎日半分食べたし、
牛肉もラム肉も鶏肉も、サーモンもマグロも、
アイスクリームもプリンも、ジャーキーも、
なんとカリカリフードまでもりもり食べてくれた。
酸素室のなかでどんどん太っていって、
「ねむるー。酸素室に入らなくなっちゃうよー」なんて笑わせてくれた。
とっくに寝たきりになって、体は自由にならなかったのに、
ねむるはありのままを受け入れて、文句ひとついわなかった。
ほんとうにほんとうに尊い時間を過ごすことができた。
おねいちゃん、ねむるは誕生日まで一緒にいてくれる、って確信した。
そうしたら、ほんとうに14歳までがんばってくれた。

8月7日。北海道の七夕の日、ねむるは14歳になった。
おめでとう。ありがとう。
お誕生日には、どんなごちそうをあげればいいのか、
おねいちゃん困ったよ。
だって、おいしいものはもう全部あげてたんだもん。
だからね、おそばを茹でた。
ねむる、おそばをちゅるちゅるするのが好きだったからね。
ねむるがあんなに食欲を取り戻したのも、
おねいちゃんのためだったんじゃないかな、って思ってる。
もし、ねむるがあのまま何も食べずに旅立ってしまったら、
ねむるにおいしいものをたくさん食べさせたかった……って、
おねいちゃん、もっとめそめそしてたと思うから。

ねむるが14歳になってくれて、すごく嬉しかった。
でもね、怖かった。
14歳になったから、もうお別れなんじゃないか、って。
そうしたら、ほんとうにそうなっちゃった。
誕生日の次の日から容態が急変して、
4日後の8月11日、明け方の4時23分、
ねむるは天に還ってしまいました。

でもね、あとで先生は、
「そんなにがんばったのは奇跡だよ」って言ってくれた。
おねいちゃんも、そう思う。
ねむるはおねいちゃんのために、
奇跡を起こして14歳になってくれたんだ。


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にっこりの声

8月11日、明け方の4時23分。
ねむるは息を引き取った途端、天に駆け上がっていった。
おねいちゃん、そう感じた。
迷うことなく、まっすぐ、還るべき世界に還っていった、って。
それはおねいちゃんだけじゃなく、おにーちゃんも感じたんだって。
ねむるのお顔はただ寝てるようにも見えるんだけど、
おねいちゃんは、もうここにねむるはいないんだな、って思った。
しょぼぼんとして、ちょっと情けないお顔だった。

でもね、次の日。
火葬するために出かける前、ねむるのお顔が変わったの。
ものすごーくにっこりしてるの。
目じりが下がって、口角が上がって。ほんとうに、にっこりしてるの。
まるで幸せな夢をみているような笑顔だった。
そのときね、
「あー。ねむる、幸せだった」
って、ねむるが言ったの。
これも声で聞いたんじゃなくて、
頭のなかに言葉がはっきり入ってきたの。
あのとき、お別れの言葉を伝えてくれたときみたいに。

にっこりしながら、「あー。ねむる、幸せだった」って。
最後にねむるは、
ものすごく大きなプレゼントをおねいちゃんにくれた。
あのときのにっこりしたねむるの顔を思い浮かべると、
おねいちゃん、胸がじーんと温かくなって、
ねむるのことと、ねむると過ごした14年が、
愛おしくて愛おしくてたまらなくなるよ。

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また長くなったから、3へ続きます。

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2ヵ月~ねむるちゃんの奇跡と不思議 1

ねむるちゃんが天に還って今日で2ヵ月。
まだ毎日、一日の半分くらいは泣いています。
夜はお布団のなかで号泣しています。
泣かずにいられる日が来るなんて、まだ信じられないなあ。

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今日は、ねむるちゃんの奇跡と不思議を記したいと思います。
自分のために残しておきたいの。


さようならの声

ねむるにリンパ腫が見つかったのは7月2日。
ごはんを少し残したし、ちょっと咳が気になったから、
早めに病院行っておこうか~という感じで、
ねむるは元気いっぱいだった。
だから、まさかリンパ腫で、
しかもかなり進行してるなんて思いもしなかった。
でも、抗がん剤治療で、
1年以上は延命できる可能性があると説明されたし、
おねいちゃんも、寛解するんだと信じてた。
それなのに、抗がん剤がまったく効かなかった。
遺伝子の関係で、稀にあるんだって。

ねむるにリンパ腫が見つかる2~3週間前、
もしかしたら1ヵ月前かもしれないけど、不思議なことがあったの。
いつものように、ねむるはソファのひじ掛けにあごをのせて、
台所にいるおねいちゃんをじーっと見てたの。

↓こんな感じ(イメージです)

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そしたらね、
「おねいちゃん、さようなら。もうお別れです」
って、ねむるが言ったの。
目をうるませて、ものすごく悲しそうな顔で。
それは、声として聞こえたんじゃなくて、
頭のなかにその言葉がはっきりと入ってきたの。
おねいちゃん、びっくりして、「どうしたの?ねむる」って駆け寄った。
もしかしたら、目を開けたまま死んでるのかと思って。
そうしたら、ねむるはふわ~っとあくびして、
「なあに?ねむる、眠いんですけど」みたいに、
いつもと変わらなかった。
だから、なーんだ、気のせいか、ねむるのことを心配しすぎているせいで、
そんなふうに感じたんだな、ってほっとしたの。
でも、あとで振り返ったら、
ねむるはあのときおねいちゃんに、
ねむるの言葉でお別れを伝えてくれたんだね。


奇跡の回復

リンパ腫が見つかってから10日後の7月12日、
抗がん剤が効かないことが判明して、酸素室をレンタルした。
リンパ腫が肺と脾臓に浸潤して、呼吸がとても苦しそうだったから。
ねむるは、もう何も食べないし、水も飲まなくなっていた。
このまま衰弱して死んじゃうのかもしれないな、って
おねいちゃん覚悟した。
でも、そのほうが苦しまなくていいのかな、とも思った。

7月15日、ねむるはとても苦しそうになった。
朝、小さな発作を、
そして夕方にはけいれんを伴う激しい発作を起こした。
このまま逝っちゃうんだと思って、
酸素室から出して、お別れとお礼をたくさん言った。
でも、ねむるは意識を取りもどしてくれた。
でもね、そのあと、またとても苦しそうになったの。
おねいちゃん、安楽死のことを考えた。
これ以上苦しむくらいなら、
眠りながらラクになってもらいたい。そう思ったの。
それから、朝が来るまで、長い長い長い長い長い長い長い夜を過ごした。
きっとこの夜が、おねいちゃんの人生でいちばん長い夜でしょう。
でも、安楽死といっても、
ねむるはもう酸素室から出せる状態じゃないから、
病院に連れていくこともできない。
だから、往診専門の先生を探して、
朝一で泣きながら電話をかけたんだけど、
初めての患者(犬)には安楽死はしていないって言われた。
でも、ねむるをこれ以上苦しませるわけにはいかない。
だから、往診はしていないかかりつけの病院にダメ元で電話をしたの。
そして、主治医の先生とお話をしたら、
おねいちゃんのギャン泣きがやばかったのかもしれないけど、
お昼に来てもらえることになった。
そうか、今日のお昼でねむるとはお別れかもしれないんだ……。
そう覚悟した。

そうしたらね、あんなに苦しそうで、
水も飲まないし、何も食べなかったねむるが、
全然苦しそうじゃなくなって、いきなり水も飲んでごはんも食べたの。
先生が来てくれたときには、症状が落ち着いてたの。
安楽死を考えたのが嘘みたいになってた。

ねむるは、おねいちゃんのことを考えてくれのかもしれない。
おねいちゃん、いまでも病気に気づかなかったこととか、
ねむるにしてあげられなかったこと、してしまったことに、
ものすごく罪悪感がある。
もし、ねむるを安楽死をさせていたら、
罪悪感が大きすぎて、正気ではいられなかったかもしれない。
ねむるは、おねいちゃんのために、
苦しいのに平気なふりをしてくれたのかな、って
そう思えてならないの。

おねいちゃん、安楽死は否定しないです。
そのときの状況や条件、
飼い主や犬ちゃん猫ちゃんの事情によっても
ちがってくると思うけど、
できるだけ苦痛がなく、できるだけ穏やかに、
旅立たせることは飼い主の役目だと思っています。
ただね、ねむるとおねいちゃんのことでいえば、
あまりにもすごいタイミングだったから、そんなふうに思ったの。

長くなったから、続くね。

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